オーダースーツ通販ガイド│おすすめのスーツ専門店を徹底比較 » オーダースーツの仕立て方 » オーダースーツでこだわるポイントと注意点

公開日: |更新日:

オーダースーツでこだわるポイントと注意点

せっかくオーダースーツをつくるのであれば、デザインにはこだわりたいもの。ここでは納得いくオーダースーツを仕上げるために知っておきたいこだわりポイントをはじめ、失敗しやすい人の特徴や失敗しないための方法などを解説します。

オーダースーツのデザインでこだわるポイント

ジャケット

大人の男としてスーツを格好よく着こなすなら、特にサイズ感が重要です。ジャケットであれば、ウエストラインを絞っているかどうかが大きなポイントになります。ウエストラインを絞ったジャケットは胴回りをスマートに見せることができるので、現代的でスタイリッシュな印象に仕上げたい方におすすめ。

ただし、ウエストラインを絞りすぎるとボタンを留めた際に生地にバツ印のシワが寄ってしまい、せっかくのスタイリッシュな印象が台無しになってしまうので注意が必要です。

スタイリッシュさよりも貫禄のある印象を重視するのであれば、ウエストラインを絞らないボックス型のデザインをおすすめします。ただ、大きすぎるサイズだとルーズな印象を与えかねないので、ゆったりとしたラインが好みだとしてもサイズ感を大切にしたデザインにこだわりましょう。

パンツ

パンツでこだわりたいポイントの1つが、腰回りに付いたパンツの折り目を指す「タック」。パンツのシルエットを左右する重要な部分で、1本の折り目が入ったものはワンタック、2本であればツータックと呼ばれます。タックが入ったパンツは腰回りにゆとりができ、タックの入っていないノータックのパンツはスリムなスーツを好むウエストの細い方向けのデザインです。

クラシックな印象に仕上がるツータックのパンツは、スリーピーススーツの定番となっています。腰回りにほど良いゆとりを持たせて足を長く見せたいのであれば、ワンタックのパンツがおすすめです。

次にこだわりたいポイントは、スラックスの裾口の折り返しを指す「パンツカフス」。シングルかダブルかを選べ、ビジネススーツであればダブル、フォーマルではシングルが良しとされています。ただ、厳しいルールは特にないため、わたり幅や裾幅などとのバランスを見ながら好みで選びましょう。

ボタン

ビジネスシーンでの着用を目的としたオーダースーツであれば、代表的なのが水牛ボタンです。高級感があり、ワンランク上のオトコを演出するオーダースーツに適しています。黒・こげ茶・ベージュの3色から選べるほか、ボタンのツヤの有無によってもスーツの印象をガラリと変えることが可能。

ボタンの種類としてはそのほかにも貝ボタン、ナットボタン、くるみボタン、練りボタンなどがあり、着用シーンやスーツの生地などに合わせて選びましょう。

また、オーダースーツではボタンの数もデザインにこだわるなら重視したいポイントです。シングルジャケットであれば1~3つ、ダブルジャケットなら4つ、もしくは6つボタンから選ぶのが基本。ビジネスシーンでの着用が目的の場合は、シングルジャケットでボタンは1~2つでオーダーするのがおすすめです。

ただし、モードでスタイリッシュな印象に仕上がる1つボタンは、ビジネスシーンによっては適さない可能性があります。幅広いビジネスシーンで使用するのであれば、2つボタンを選ぶのがおすすめです。

襟(ラペル)

スーツのなかでも相手の視線が集まりやすい襟は、見た目の印象を左右する重要なパーツです。襟の種類にはノッチドラペル、セミピークドラペル、ピークドラペルなどがあり、スーツの定番は上襟と下襟の縫い合わせがまっすぐなノッチドラペルになります。

あらゆるビジネスシーンに対応できるスーツにしたいならノッチドラペルが適していますが、結婚式やパーティーなどフォーマルなシーンで使用したいのであれば華やかな印象に仕上がるピークドラペルがおすすめです。ピークドラペルは下襟の先が鋭角で上を向いている特徴的な形状をしており、ダブルスーツによく使用されています。

ビジネススーツにほど良い華やかさをプラスするなら、ピークドラペルよりも襟の形状を控え目にしたセミピークドラペルという選択肢もあり。ピークドラペルよりも柔らかな印象に仕上がるため、シーンを問わずに着用できる万能タイプの襟です。

襟の形状だけでなく、襟幅も忘れてはいけないこだわりポイントの1つ。襟の幅が狭いナロー(レギュラー)タイプだとシャープさのある洗練された印象に仕上がり、幅が広いワイドタイプであれば安定感や堂々とした印象を演出することが可能。襟の幅には流行りがあるため、トレンドを気にせずに着るならナロータイプの襟がおすすめです。

ポケット

ポケットとひと口に言ってもさまざまな種類があり、フラップポケット、スラントポケット、チェンジポケットなどがあげられます。一般的なスーツに多く採用されている基本的なポケットは、ポケットの上にふたがついたフラップポケットです。

腰回りをスッキリと見せてシャープな体型を演出したいなら、口が斜めについたスラントポケットがおすすめ。ポケットにデザイン性を取り入れるのであれば、ポケットの上にもう1つ小さなポケットがついたチェンジポケットを選ぶのも良いでしょう。スラントタイプのチェンジポケットもあり、遊び心を演出することができます。

そのほかにも、フォーマルスーツによく使われるノーフラップポケットという仕様もあり。フラップポケットと違ってふたを付けていないのが特徴で、かたい印象を少し崩してシャレ感を出したい人におすすめです。

オーダースーツで失敗しないために

失敗しやすい人の特徴

着用シーンや目的がハッキリとしない

自分のイメージに合ったオーダースーツを作るためには、着用シーンや目的を明確にしておくことが大切です。なぜなら着用シーンやオーダーする目的がぼんやりとしたままだと生地やディティールもなんとなくで選んでしまい、結果的に思い描いていたスーツとは違う仕上がりになる可能性があります。

オーダースーツを一度は作ってみたいという気持ちが先行して注文するのは、失敗につながる原因になるので注意が必要です。

サンプルを確認しない

実際のサンプルを確認しないままオーダーすると、思っていたものと違ったりサイズ感が合わなかったりといった失敗をしがち。特に通販だと店舗でデザインやサイズ感をチェックできないのがネックになるため、通販でオーダースーツを作るのであればサンプルスーツをレンタルできるサービスが用意されているかを確認しておくと安心です。

細かく採寸しない

オーダースーツの質は採寸に左右されやすいため、細かく採寸せずにオーダーしてしまうとサイズ感の合わないスーツに仕上がりかねません。スタッフに採寸してもらえない通販でオーダースーツを依頼する場合は、サイズ感の合った手持ちのスーツをもとにスタッフが採寸してくれるサービスを選ぶのがおすすめ。素人の採寸でオーダーするよりも、失敗のリスクを軽減することができます。

失敗しないためには?

目的と予算をしっかりと決める

思っていた仕上がりと違うといった失敗を回避するためには、どのシーンで着用するスーツなのかをしっかり決めておきましょう。目的がハッキリとしていれば生地やディティールを選びやすいので、着用シーンに合わないスーツに仕上がる可能性を少なくできます。

また、こだわりすぎて予算を大幅にオーバーしてしまうことがないように、オーダースーツにどのぐらいのお金をかけるのかも事前に決めておくと安心です。

無料相談を利用する

オーダースーツをつくるのが初めてでどの生地やディティールを選べば良いのか分からない、着用するシーンやイメージに合ったスーツが知りたい、予算に合ったオーダースーツのアドバイスを受けたい、などの疑問や不安がある人は、店舗が設けている無料相談を活用するのがおすすめです。自分で解決しようとするより、スーツに詳しいプロのアドバイスを受けたほうが満足度の高いスーツに仕上がりやすくなります。

通販でもリモートで相談にのってくれる店舗もあるので、店舗選びの際は無料相談サービスを設けているかを確認しておきましょう。

サイズ調整をしてくれる店舗を選ぶ

来店してオーダースーツをつくる場合は仮縫いの段階で試着でき、サイズ感や動きやすさなどを確認できます。通販の場合は仮縫いの段階での試着が難しいため、完成後でもサイズが合わなければ手直ししてくれるところを選ぶのがベター。サイズ調整や仕立て直しに別途料金がかかるケースもあるので、注文前に必ず確認しましょう。

スペックを徹底比較!
おすすめのオーダースーツ通販は?

PICK UP

オーダースーツ通販のおすすめ3選

ここでは「ネット完結」が可能な3つのブランドをピックアップし、標準カスタマイズ範囲や取り扱い生地などについて比較しました。(2021年11月時点)